デイリーサポート士別(共同収穫/共同餌調整)に向けてデントコーン(牛に与えるとうもろこし)の収穫作業です。大型ハーベスタ(収穫機)で迅速に収穫していきます。デントコーンというのは、牛のサイレージ用に開発されたトウモロコシで、葉や茎も全部小さく切ってサイレージにしてしまいます。

朝一番で収穫するデントコーンを待つ車群です。共同でトラックを出しあい、畑からサイロまでデントコーンを運びます。

バンカーサイロにトラックで運ばれたデントコーンを貯蔵します。巨大なバンカーサイロ(幅12m、奥行き50m、高さ2,7m)の中でトラック、タイヤショベルが小さく見えます。バンカーサイロというのは建設費のかかるタワー型サイロにかわって考案されたもので平地にコンクリートでコの字状の囲いを作り、刈り取って細かくした草やデントコーンを奥から順につめて行き、最後に上からビニールでふたをして空気を遮断するようになっています。草やデントコーンは別々のバンカーサイロにいれられ、およそ40日ほどかけて発酵させ、それぞれ「草サイレージ」と「デントコーンサイレージ」となります。これらのことから分かるように、サイロというのはサイレージを作って貯蔵する装置であって、干し草の貯蔵庫ではないのです。皆さんがよく目にする「干し草ロール」は雨で湿らないように倉庫に保管します。